アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』@TOHOシネマズ梅田にて鑑賞

監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也神木隆之介尾野真千子森川葵桐谷健太清野菜名
   古舘寛治皆川猿時古田新太宮沢りえ 他


ようやっと上映!待ったぁぁぁ。
いろんな感覚をくすぐられつくしたよホント。
小ネタや会話の妙やくすくす笑うのに泣けてきてしまう感じがたまらんかったです。
あとあじの良さもやはしクドカン
クドカン作品の長瀬智也はほんとのびのびしてていい。
ちゃんと活かされてる感じがする。
神木くんも『11人もいる!』以来なのかな?
いつまで高校生ができるんだろう。
違和感のなさがすごいよ。

うぉぉってなるミュージシャンや文化人がちょいちょい出て来て
思わず声が漏れること多々(笑)
音楽、すごいよくて、
劇中歌のミュージカル的な流れが秀逸と思ったら中島組系の方だったり、
スラップなベースにシビレたり。
古舘寛治清野菜名さんが楽器弾けないとこから始めたとは思えないぐらいだった!
役者ってたいへん!(笑)

死んでもこわくないなあと思えたり、
でもこんなことしたら地獄に堕ちちゃうんだとか思わせながらも説教くさくなく
天国のつまらなさとか描いちゃって
「あなたがいれば 地獄も天国
 あなたがいない 天国は地獄」
て云う向井さんの名曲に集約されていて
もう刹那さにきゅうときてしまうのだった。

出てくるひとみんなかわいらしくて
気持ちにまっすぐでピュアで
無駄な思いとかなくて、
まっすぐな強さとか
ひとつのことを思い願う太さとか
なんか忘れてた目線の高さと云うか
はっとすることがたくさんあった。

あー。楽しかった。
観落としたところを回収しにまた観たいなと思った映画でした。