アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

堕落モーションFOLK2 対人企画 "私達音楽旅行"@大阪 Loft PlusOne West

堕落モ−ションFOLK2/五味岳久&五味拓人(from LOSTAGE


大阪で堕落モを観るのカフェルームに続き2回目!
過去3回(ん?4回?)は京都のSOLE CAFEだったっけ。
ロフトプラスワンエストは結構雑多なジャンルの濃いカルチャーの詰まったところだった。
そして居酒屋仕様。
ドリンク代はなくて、オーダー制。


音のまわりがすごくよかった。
ヘタなライヴハウスよりもよいかも。
五味兄もコウセイ氏も声がよく通るからってのもあるか。


先攻の五味兄弟。
LOSTAGEは何度か観てるのだけど
此のふたりのアコースティック観るのはおそらく2回目。
兄の声のチカラと弟の自在なコーラス。
間の合いのあうん感とか
ぐっと濃い世界が広がる感じとか。
五味弟の天然さんっぷりと(でもかなり面白話術あるなあ)
兄の、お前ぐらいは話しを聞けよって云うつっこみ。
最高に笑った。
サンダルのくだり面白かったなあ。


そして、堕落モ−ションFOLK2。堕落モ(こじんてきには「だらも」と呼んでる)
いつもの御挨拶。
「あべです」「いとうです」『堕落モ−ションFOLK2です』
をセンタァ付近で生声で発してから着席。
堕落モはHINTOと逆の配置。(下手:伊東氏、上手:安部氏)
最前はがっつりステェヂに沿ってひっついたまっすぐな机なのだけど
其の後ろは丸いテーブル席になってるのでみっしりと云うよりは結構タテに行きがあるので
なんかちょっとふつうのライヴとはちがうタイム感する。

堕落の曲を数曲やってからのカバータイム。
SPARTA LOCALS「Oh! Good Life, No Good Life!」「青い夏」「バイオレンスサマー」
其れから各々がやりたい曲をもちよったカバー、
安部氏、小沢健二「天気読み」と
伊東氏、YUKI「プリズム」を。

SPARTA LOCALSの夏チョイス、
ギタァアレンヂの秀逸さ、なつかしいのになぜだかあたらしいような響き、
目頭がツンとして額をじわじわと懐かしさに撫でられるような感覚に酔いしれて仕舞った。
そして此れまた緊張感を帯びながらギタァ2本の音が絡まってはじまった「天気読み」。
安部氏の声がピッタリとはまる。
渋谷系よりは阿佐ヶ谷系のような空気感を持って
そしてやっぱり我が歌のように歌いなさる。
「プリズム」は立ち上がって伊東氏のギタァでYUKI(っぽいと思われる)振りで歌唱。
其のダンシンや表情に思わず笑って仕舞うのだけど
やっぱり声はハマるんだ。すごいな。
堕落モを観ると安部コウセイと云う歌い手の偉大さを感じてしまう。
タイミングは未だだろうけど
いつかカバァアルバムなぞ出してほしいほどだ。
本編が終わってアンコォル、
「ともだちの曲です」とフジファブリックの「若者のすべて」を。


8月がはじまる日。
夏、ひかり、花火、いろんなにおいが聴こえた日でした。