アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

「ビリヂアンな潔癖と、それから捜索願。」(2005年09月30日の記述)

かいこ:としてmixiの納戸の奥の奥にあるものを、無造作に取り出していきます。
文体のちがいや思考の変化などを客観的に楽しもうと思っております。
では。よろしゅう。



「ビリヂアンな潔癖と、それから捜索願。」2005年09月30日

感じたい。


自分で感じたい。
誰からも差し出されず、
自分で嗅いで見つけて、
其れを溯る作業をして、
どんどん深みに嵌りたい。


好きな作品を創るひとが居る。
そしたら、
あたしは溯ってひとつひとつ丁寧に手に取って、
全部観ていきたいと思う。
そゆ作業をしてたい。


好きな作家が居る。
気に入った本がある。
既刊のものを読み進める。
多分、
ひとつのもので其の人を決めてしまうのが恐いんだ。
ひとつのもので、自分を決められてしまうのが恐いんだ。


いろいろを観ることで
勝手に感じ取って、
いろいろを感じたいんだ。
然う成る理由を知りたいんだ。


ひとの評判なんて、
入口をぽぅと照らし指す立て札だから、
其処に入るかどうかは自由だし、
危なそうだったら気にせず踵を返せばいい。


移り変わるものを、
変わりゆくものを、
そして其の人にとってよき方向へ向かうところを、
観ていたい。


だからか、
芸事に長けたひとにしか心が奪われないけれど、
嗚呼、
でも、此のひと、
と思った人たったひとりのひとには、
余り質問をしない。
一緒に歩くひとには此れからを感じればいい。
傍で其の熱を感じてたい。