アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

百葉箱は日陰です。

帰りに空を見上げることが多い。
好きな音楽を聴きながら
いろがへんかする空模様を伺っている。


きょうは鳥のつがいが平行して飛んでいて
きれいに揃ってカァヴを描いて旋回した。


離れたところにおなじのが1羽飛ぶ。



いつもの古びた喫茶店の室外機の上に居る黒猫たちはふてぶての態で
あたしの猫鳴きにも耳をかさない。

近所の小さくて暗い公園に居る猫は
猫鳴くと此方を視て確認をする。


はじめましては異常に驚く。
何処で鳴くのかときょろきょろとする。


ひとが猫語を話そうと
可愛らしいひとが暴言を吐こうと
無口なひとが内弁慶でも
お喋りなひとが思いのほか無口でも
全然おかしかないさ。


イメェヂはきっと
栞ひもぐらい
チラッとしか見えてない。

ひっぱって其処を開くまで
ほんとうは何を持っているのか
てのなかまではわからないさ。



だから
ひらきたくなる。
あなたの
てのなかの
おんどは
どんくらいなの。
こゆびとくすりゆびのすきまから
こっそりと
しのびこみたい。