「シャガール展2012−愛の物語−」@京都文化博物館
撮影に向う朝、ピンクの吊り広告で気になって観に行くことに。
特別展示室を4F→3Fと2フロア回るスタイル。
シャガール展に来たのは初めて。
授業かなにかで観た青くて牛や鳥やひとの印象を持ってた。
初期の頃のものはほぼ知らなくて
ユウモラスな構図や重厚だけどきれいな配色をしていて
自分が生まれる前に描かれたときには存在してた其れらは
見ているだけでパッションが溢れ出してた。
絵筆で描くことの重要性を改めて痛感した。
ユダヤ劇場の壁面を再現した大きな作品やサーカスなどから
最愛の妻ベラとの生活を描いたものは
空を飛び寝そべるような2人がとても印象的だった。
(其れがユダヤ教で最高にしあわせな表現だとあとで知りました)
ベラを亡くしてからの霞んだ世界をもがくようす
其れからあたらしく出会い
こどもたちとのあたらしい生活
いきるてゆくこと
ひととひとが手をつないでゆくこと
其の生き方が
絵の中から溢れ出しそうに物語っていた。
絵はふしぎだと思う。
絵の具は時代を超えて其れを伝える。
重なりや筆のなぞられ方や発する空気。
絵がやっぱり好きだなと
強く思った日でした。
観てよかった。
ありがとうシャガール。