アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

清水のステェヂから落下傘背負ってコンニチハ。

きゅうにぽっかりしたので
なんどか時間遅過ぎて途中までしか行けてなかった
清水寺に行って来た。


中止になっちゃった清水音泉のOTODAMAのチケットを払い戻して其の足で、
清水寺を詣ったので或る。
OTODAMAのぽっかり感も其のまま抱えてたから
清水さんに埋めてもらいましょうぞと。


拝観出来たのは三度目の正直。
二度は無駄にあの坂を上っている(笑)


平日なのにひと多い。
修学旅行生ぽいのとかガイジンさんとおとなたち。
ほどよい年齢各種取り揃え。


日影は涼しくて秋の香がしたりもするのに
太陽の照りはガツンと刺すように差してた。
陰をさがしながら
ぎゃく水たまりぴょんぴょんの風情で坂を上った。


念願の地主神社も行った。
本殿の屋根の下んとこの柄が素敵。
離れてみえるひかりに当たるさまは蛍光のカラフルな其れのようだった。
ちゃっかりお守りも購入。


蜷川実花のなんらかのいろいろがあるお店にふと入って
楳図かずお氏宅を撮ってる本などぱらら鑑賞したり。


行きたいと思っていたお店が休みだったので
もうひとつの方へ行こうと決めたけれど
初めての土地でどっちの方向かさっぱりわからんところを
あいほんの地図で探して「あ、1時間ちょいか、歩けるな」と
歩く暴挙に出る。
結局は、食べ過ぎて帰りも歩こうと思って
山登り坂下り20kmはすたすたうろうろしていたわけで
へろへろになってかなりいまボロボロではあるけども、


なんだろう
ひょいと電車に乗って仕舞うよりも
誰かについてゆくよりも
自分で迷いつつ歩いて辿った方が覚えるし
なんだRPG的に見える視界がひろがる
顕著に広がる。
そっか
此の住所、此の辺だったんだ。
こっからこっちの方向だったんだ。
そんな
方向オンチの
地理オンチのあたしは
スロウペェスで
新しい町に辿り着いて新しい武器とか手に入れるので或る。
な。


取り敢えず今日のぽっかりは痛み混じりだけれど埋まった。
お腹もいっぱい。
必死に作っているあたしの血を、勝手に容易く蚊たちに吸われまくったが
其れもわからぬぐらいにあんよがよちよちだが
やったぜ感は満たされた。
立ち話してたばあちゃんが連れてたどっこらすわり込んで居たお犬の目が
狼のように蒼くとてもとても澄んでいてきりりと強く神々しかったのを見られたし、
稲荷の傍の角で、シャム猫と青年が出くわして互いに3cmくらい飛び跳ねたのも見れたし、
いろんな鳴き方の蝉たちがこぞって鳴いていて矢鱈個性的なのもいたのも聴いたし、
嗚呼満足まんぞく。


さあて
あしたはなにしようかな。