アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

2011.05.29 HINTO@十三FANDANGO

「パラダイスHINTO 〜ようこそここへ〜」
大阪初ワンマン!曲どんどこ増えてる!


またもや仮面舞踏会で登場。
手拍子を促しながら麦わらハットを斜めに被って格好よく。
コウセイは白いやわらかめのジャケットにHINTO-T ブルー。
ビッツ君は細めの紺ボーダー、
伊東君は赤と紺の細ボーダー、
束紗ちゃんはばっさり切ったショートヘアにHINTO-T 白にショートパンツ!
まぶしい(笑)
夏御一行、タイフーンだけどファンダンゴに夏を連れて来たよ。


カミカクシのキレのいい呼応のような音が鳴り出してリズムになる
ふつふつと夏温度に近づく。
「こんな雨の日ですが」と2曲目にしてびぃち。
でぃーどぅん。でぃーどぅん。てぃりりりってぃてぃり。てぃりりりってぃり。
音が重なって格好いいバンドサウンドがふるわせる。
構成された音たちがやってきて出会って歩き出すような曲。
そしてサビに車速度で駆け出すように海へゆくのだ。
爽快疾走夏の日射し。そんな匂いがたちこめそうな曲。
浜の名たちを云って、はい乾杯!をした。
あー既にもうれきれきにたのしい。


しらないまち。
此れライヴで聴くのは初めてになるのかな。
しーちーがーつー。
コォラスがたのしい。
夏休みの絵日記みたいだ。
束紗ちゃんのハスキィな「そして」ブレイクもぐっとくる。
ショートになった両端の獅子の舞もアツく健在。
最後ちょっと長めに溜めたときの
ビッツ君の表情とコウセイのやりとりみてるだけでも楽しい。
続いてアラビアンなイントロのハードル。
いちばん最初に聴いたときすごくパニックアタック時代のUNIを思い出したんだっけ。
「本当にこういう世界が来るんだなって予測してたんだなあって思って」
手塚治虫のことを話してからそんな歌ですとアンドロイド。
楽しさとせつなさが交互にくる起伏の激しい曲。
コウセイが描く恋の模様が面白くマァブルされている。
そんな渦巻く未来感ロック。
ジャックジャックリズム刻むのが楽しい。


新曲披露。
「なにやっても
 うわー(歓喜)と もうふぇへぇっへぇーん(泣)
 ともならない期間の歌」
わおー。シティなモダンなんだぜ。なんだかそんな感じだぜ。海から街へ!
目と目と手と手 合わせたときにー
此の曲かなり好きだな。
渋めに「ありがと」としめてから続けて新曲。
「楽しいことの反対側に常に悲しいことがある」ってことを歌にしました。
じんわりといい意味でじめじめした懐かしい洋楽のようなところに
ギタァが叙情的に重なる。
ドラムとベェスがなぞるどっしりしたラインとギタァの鳴きと
歌詞との二重で意味がかさねられた曲だなあと思った。
だいじょぉぉぶー
からの
バブルなラブ。あまい方面へ突入!
もう王道HINTOみたいにどっしりとしたサビがぐあーっと広がる。
あまいアワがわわわ わわわ沸いてきて飛んでって舞う。
反射が煌めく。ギタァソロ鳴く。
この曲が終わるまでーーあとなんぷんなんじゅうびょーう
のところできゅううううとなること山葵の如しのようなせつなさ。
鳴きの歌の妙。
感情がありあふれた塊のようだと
たまに思うときがある。
ガムを噛みながらなぜそんなに歌えるのだ。
あまいあまいそしてあまさだけで終わらなくせつなさで転げるのがコウセイだ。
また新曲。
花火が急にどかーんと上がったような曲が始まって
本当にそんな描写のような音がドラムとベェスとギタァで描かれていた。
見える音がした。
ほんで伊東君の手はどうなってんだ
なんだあのキィボォド弾いてるみたいなギタァはなんだ!凄過ぎる。
また凝ったリズムが加速したままざっざざっざすすむ。
心地いい。
MCでなぜかビッツ君にふって。
物凄いテンションでラーメンの普通の話をして
微妙な空気にするのをわかってて(笑)
「なんか俺ビッツに話して欲しかったんだよ」
ってけなしながらじゃれながらハイタッチしたり。いい関係。
伊東君に「世界一きれいなあのフレーズ弾いて」とマドロミオ。
テッパンに盛り上がる。
ドゥッドゥッドゥッ刻むリズム隊と
鳴きのギタァ。
高まって高まって辿り着く丘のうえに立って壮観、みたいな感覚になる。
爽やかで懐かしいような新曲が始まる。
またシンセのようにギタァが、今度はさわーっと鳴ってる。
亜細亜んなきらめきの要素の曲。
フー!ってみんなで云うやつ。
こんなのもあるんだなあ。
てかどんどこ増えてる曲たち。
誕生日のひとを聞いて誰も居なかったから
挙手をする伊東くん(ビッツ君も挙げてたけど)
「昨日も手挙げたけど、ほんとは今日だから(笑)」
「なんか、伊東、すまん」
の夫婦漫才的な(笑)
で、束紗ちゃんに芸能人は?って聞いたら忙しくてわからないって云ったら
「はやしや〜!」
と軽くせめる(笑)
で、
「じゃ、ロマンティックな感じでいこうかな」と
「いまぼくたちがこうしてる間にも新しいいのちがうまれててその新しい命に」
って感じからはじまるバースデーパーティー
新しい三拍子だよな、此れ。
ロックわるつ。
からの
バイトさん。
情景描写がコウセイの描く絵のようだなと思う曲。
声が強く響く。
そして踊らされる。
かんけいないねの古めかしいダンディズムのようなのも
コウセイの絵っぽい。
だからぴたりとはまって格好いいんだと思う。
ブレイクのギタァんとこ大好き。
ほんで
待望のメガネがない!聴きたかったんだよー
やっと聴けた。
コウセイが普段はわんでーあきゅびゅーでとか裸眼みえないぐあいを
語ってるのが終わらないうちに(笑)
すごいテンションでビッツ君がカウント叫んで曲に入る。
ほんでもって生デス声!
結局煽って前に出てるコウセイみてたら
あんまりビッツ君観れてなかった(笑)ごめん。
でもちゃんと聴いてた。
めがねがなーーーい!!!
ほんと面白くて楽しい曲。


そっから急にトォンが変わって
無念な友達に(て云ったかな?たぶん)とひまわり畑。
前を凝視したまま歌うコウセイ。
誰かと視線がぶつかってもはずさないで
泣きそうにうるませながらも強さをぎゅっと踏みとどめらせて
声から其のすべての感情を吐き出すように歌う。
つよい歌、なんてよわくてつよい、歌。
否、かなしみは弱くはない、つよくなる始まりのようだったり。
とか考えてた。
剥き出しの感情はデリケェトだけどきつい程に純粋できれいだ。
そしてざっくりとすべてをさらった。


アンコォル。
新曲。じゃじゃ馬の歌。スクールなんとかって云ってた。
ギタァ持たずにマイク持って歌うコウセイ。
和風がきらめく馬ならしギタァに駆け行くビィトで疾走する。
おお。此れも素敵。
面白げな歌詞をじっくり読みたい。


そんな感じでやりきって去ってゆく侍のようなひとだ。
まったく(笑)


改めてすごい集合体だなあと思わされた。
伊東君のギタァはまたれきれきと上手くなっていて多種多様な表現をしてるし
華奢ながらどっしりしたベェスをの束紗ちゃんに
複雑なビィトを軽々とこなしながら後ろ向かないコウセイの間合いをはかれるビッツ君
そしてぎらぎらと宙を睨んではぎゅわっと笑い出したり
おっさんのようで少年のようでようわからん魅力を延々もやもや醸しながら
まあ相変わらずなのだけどやっぱり目が離せない感じで
ジャズマスタァ掻き鳴らし
さまざまな感情をびゅるびゅるどぉぉんと歌いんしゃるコウセイに
ほぉーってなって頬の筋肉ゆるめて踊っていたのだ。
此処だけ夏で。

ぷはー。
楽しかった。
でもまた観たい。
すぐ観たい。
いいバンドです。




セトリ)

トウキョーカミカクシ
びぃち
しらないまち
ハードル
おまけにアンドロイド
新曲1
新曲2
バブルなラブ
新曲3(ぬきうちはなび?)
マドロミオ
新曲4
バースデーパーティー
バイトさん
かんけいないね
メガネがない
ひまわり畑

en.
新曲(スクールハイ?)