モーモールルギャバン『BeVeci Calopueno』がうまれた日。

厳密に云うときょうはべべっちのばーすでぃいゔなんかしらね。
（書き始めたのは15日深夜）
西に住むものとしてこんなときでも経済をまわす使命がございます。
だから
此のことをあたしは綴っておこうと思います。

シゴトを終えタワァレコォドへだつだつと歩いた。
エスカレェタァを上ったところに同じ期間担当の佐野元春さんが異彩を放っており
（※間違ってる。同じ期間は細野さんとCharさんだぞ、あたし！）
どきどきを高めながら店内をキョドキョド散策。
試聴ブゥスのやまの真ん中へんに
たちまち目にとまるジャケットの絵の可愛い色がむにむにしたパネルでコォナァ展開！
でも未だあれ見かけないなあとレジの列に並んでると
どどーーーーーん！って
どどーーーーーんって（２回云ってみた）
ポスタァ貼ってある。
其のいちばん目につくレジの列に大きく２展開されてんのは
モーモーとモンチーのみ。
ラッキーなことにうねうねレジ行きの列に並んだあたしの順番で
モーモーポスターまんまえのレジのおねえさんに呼ばれた。
うはー
うはー
ってなりつつ平静を装いつつもじっと観る。否、視る。
ポスターもなんだけど其のとなりにあるパネル。
ポスター2.5倍ぐらいのでっかいやつ。ジャケ絵×アー写合体したやつ。
ひゃー欲しい（どこにおけるのだ？）ひゃー其れ欲しい。
とか思いつつ、
こみあげてくる熱いの。
もう手にするまでで
既に涙ぐむの態。
手にした瞬間に『BeVeci Calopueno』流れ出すはからいが。
然し、帰ってから帰ってからだもんね、
と耳に封をして帰路。

まー此の際、諸々が当たらなかったのはよしとして
其れよりも素敵。
先ずジャケット。
いままで公開されてたオモテ面
手に取ると更に倍増する程に素敵なのだけど
ブックレットの中も、裏も、ケェスの底にいたるまですてき。
森さん！森俊博さん、すてきです！
テイストとしては中村佑介さんに似てるけど
もっと寓話的と云うか洋の匂いのするおとぎの森の世界だなって思う。
個人的に此の同テイスト馨るってのは、
あー結局似てるひとすきになっちゃうのねぇって感じと同じだと思ってるので（笑）
寧ろ、完璧タッグで向き合えて素敵な化学反応起こってます。
などと
まず外見で判断。お姿で堪能。

そしてゆっくりじっくり
べべっちをみみみっちりあじわってゆくのです。
もぐもぐ。

とてもいろんな味がします。
わくわくしてどきどきして
ふわーってなってひゃーってなって
くぅとなってひゃわひゃわして
うぉー！ってなっておりゃーってなって
きゅうとなってるるるとなって
げんきになって
きゅんとする。

いそがしいわっ！

でも
此れ全部ひとつに詰まってる、詰まってるの！
すごいアルバムです。
噛めば噛む程噛みごたえるしじゅわじゅわ沁みてきちゃうわ
倍増してゆく一筋縄でゆかん手強いヤツです。
かといって敷居が高いわけでもない。
勿論演奏力とかアレンヂとかすごくなってる！
でも全然置いてかれない
全力でつれてってくれる感じがある。

さらわれろ！
全力でさらわれろ！

愛の中心が世界だ！叫べ！笑え！泣け！
全力を全力で受けとめてみようぜ。
全力の愛はうだうだ云わずに君を抱きしめるんさ。
君も。君も。君も！笑

BeVeci Calopueno(初回限定盤)

とても説明に向かない文章を書きますが
感想をつらららと
ファストインパクトを
書き留めておこうと思います。

■UWABURN
うわばき隠され悲しい
個人的にしたばき隠されBURNしたことある！笑（余談）
映画的なぞわぞわした
薄暗い下水がしたたる排水路を彷徨い歩くような緊張感からの
ロック。どロック。
泥くさい燃焼。
いきなりいらんもんぜんぶ燃え去る！
云わば新手の修行で全浄化。
デトックス。
デストロイデトックスするん。

はい
きれいになりました
ではおあがりください。のしのし。

■BeVeci Calopueno
と思ったら未だすこし暗黒世界。歪む鍵盤。
でもごりごりに格好いい。
浄化後の荒れた世界、
何かをみつけて視界が開けてく
と思ったら
いきなり宇宙に飛ばされる！
すご。

■Hello!!Mr.Coke-High
はい。おうちの中です。
夢だったのかなあれ、全部夢だったかな。
すべてはわすれてなくなるのかな
でもなんだろ
日常にもどるってそんな感じだったりする。
ふとぽつんとなる
そんなぞわぞわしていてもたってもいられなくなる夜へのレクイエム。
そゆ感じが襲う。
其れでも乗る次への乗車席にすわりながらも
郷愁吹き荒ぶカナシミで正座。

■ATTENTION!
かっちょいいな。もう。
きゅうにオシャレにれきれき踊る感じ。
きらきらぴかぴか光り出す。
さながら部屋ディスコ。クラブでなくってディスコ感。
否、どっちも行ったこと無いけど 笑
哀しさで踊る踊る狂ったふうで踊る踊る狂った風情でおどる。
ふりきりかけて、でもいけない感じ。
もやもやダンシン。

■変な人
クリスマス的なセイントな音がする。
そんなあったかいろうそくの灯るイメェヂ。
オレンヂいろのまるいぼんぼりの陽がいくつもついて
ちょっとたよりなくみえるひとの
かわいいひとりごとのような日記をのぞいてしまったような
こそばゆい感じになる。
まるりんとユコちゃんのコォラスがくすくすとくすぐる。

■ワタシハワタシ
そしてまたきらめく街の光景。
でもけだるい女子のためいきまじりの朝。
濃い珈琲が飲みたくなる。
負けない女子の（ユコちゃんが歌うので然う聴こえる）
負けないぞスピリッツが描かれた空を破ってスカンと突き抜けてくような
ひたむきさに涙。
刹那メロにくらくらです。

■Smells like SURUME!!
また暗黒やってきた！
んもー
まったく落ちつかない。でもまいにちって何がやってくるかわからない。
そんなドュルンドュルンの音のルゥプに異空間へ連れてかれる。
臭い！でも好き！
そんな意味あいは曲を聴いてるだけではあんま伝わんないけど（笑）
兎に角かっこいい。
ベェスの駆け上がり方にぞくぞくして
縦横無尽に走り抜ける鍵盤と
かなりにテンションあがるリズムが鳴りつづける。
リズムにかなり表情があるので
なんどもドキっとして仕舞う。
翻弄される。
翻弄ダンスで渦巻かれたい。

■821
なんだ此のせつなさ。
かわゆさと、
はがゆさと、
もどかしさ、
ぎゅうと抱きしめたくなる泣きながら！
抱きしめて割れそうな歪んだ巨大ふうせんに其のまま乗っかって
空の旅に出る。
宇宙の旅に出る。
めくるめく展開！
めくるめく転回をして
手を繋いでまわる。
まわるちきゅうをなんどでもまわる。
あきるまでずっと。
きっとあきないんだけどずっと。

コォラス可愛い過ぎる。ズルい 笑

■パンティーくわえたドラ猫の唄
異彩放ちまくり（笑）
ベェスがちょうダンディズム。
パンティー３部作かな此れ？
此の昭和的リズムはなんだ（笑）
ファンキィパンティラップ。
ドラ猫強すぎる（笑）

■Kitchen
やばいな。此の手の狂気めいた純真少女さ、やばい。
ユコちゃんのVo.かなり効く。
のうこうな恋の味にパンチドランクされて天に召すときをスロォモォションで描くような
日常の光景からそっと剥離して浮世離れたまばゆいフラッシュをみる。
音かなりおしゃれ。
おしゃれだけに此の歌詞が効く。
決して浮き足立たないおしゃれ具合。
寓の音もでないで
其れをウケよう。
まるはだかで。

■愛と平和の使者
途方に暮れたときに舞い降りてくるわけだな。
きたな！やつがきたな！
出だしのアンデス（かな？）からドラムの入りにやられる。然う来たか。
其れが降臨するとき
教会の光と音の粒につるわわわわわと渦巻きまとわれ巻きまかれ
ぐるぐるまわるまわるまわるまわってく。
鳴り響くものが教えてくれる
鳴り止まないものが忘れさせてくれる
鳴り出した音の余韻が空にたちのぼるのをながめてる。
みえなくなるまで。

信じた愛の末、使者よやってこい！平和をつれて。

■rendez-vous
夜風に吹かれながら川沿い、
草に素足をくすぐられながら暗唱したいような歌詞。
言葉がとても活きてる。生きてる。
やさしくて
やさしくて
やさしくて
心に触れられたときの両頬から頭のてっぺんに走るぞわぞわした
すてきなきもちにさわさわと包まれる曲。
メロがきれいでとても素敵。
洗われる。
なにも考えないで
しあわせを想えたりするのかな
そんな未来をすこしだけ
夢みたいにゆめみたりする
しゅんかんがそこにある。
まだ愛にならない
あいじょうのはへんがぱらぱらといっせいにてのうえに落ちてくる
こうふくのしょうちょうのような
ファンファアレがいま鳴った？
そんな気になれる。
いまだけ。

時には優しくなれる そんな事もあります
ただここは

ほわわわ〜ん

なんて
余韻にひたってたら此れだよ
って感じにボーナストラック突入です（笑）

■美沙子に捧げるラブソング
ちょうドストレェトなラブソング。
気持ちいいぐらいに叫んだあとに
ちょうジャジィ。
格好いい。
愛って暑苦しいけど伝わるもんなのね。
平静を装って冷静にきょりおいてみたところで
ぎゅんぎゅんきてたりするから
どうかしてる（笑）
くるくる表情を変える泣きの鍵盤が響きまくる。

然し此れなくっちゃ！だ。
絶対初回限定で聴いて欲しい。
此れで完結する
オチのようで
素敵な食後の逆・お口直し。

仕上げにモーモーくらった感が
確実にバスンと心にはいる。
爽快に暑苦しい。
爽やかで暑苦しいって
他になくない？
唯一無二な其れにノックダウンする。