アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

陰影する感情の淵にとどまるは、なに。

帰宅して家のドアをあけて
すこしあいたカァテンからかすかに自然光が差すだけの
殺伐とした部屋の光景を眺めた。


殺伐と云うよりは
もごもごとして
なんとも云えない気持ちになった。


散らかり過ぎだろう。


しめきるとエアコンが29℃でもよく効いて
無粋な侵入者に手足を刺されることもないのだけれど
また誰かに云われそうなくらい
よからぬ気がたまるよ
ってな具合で
風を通すさぎょうをする。


開け放って
流れてゆく。


なんでもないようで
大事なことだったりする。


へんな気はどっからでもたまる。
なんだって悪いものは
其処へ留まろうとしがちだから
流さないといけない


のは重々承知しておるのだけれどね。



きょうは
いろんなひとになまえをかいてもらった。
ひとのおもいかたはさまざまだ。



なにかの淵にひとが立ったとき

ニンゲンはわりとまるはだかだったりする。


あたしは其れをみないふりで
じつとみていた。