アンヂィズキット

いろんな意味で演ずるひと。 芝居・音楽・絵・言葉をサイクロン方式に小出しにして遊びます 。

2nd mini album リリースツアー 「ニガミ17才B―2018―」@心斎橋pangea

なんやかんやてんやわんやで
観たいのにすっかり観られんくなってたライヴ
やっと行ってきた!
其れもワンマンで!
なんなら初ワンマンで!

そもそも、
ミドリふぁんであり、
嘘つきバービーのライヴにもちょくちょく出掛けており、
ニガミと云うやつはどうにもダンスチューンらしいぞ
みたいな感じでしっぽを掴んではおったので
此の日、どぷんと音にまみれて
遅ればせながらすっかり嵌って仕舞ったのある。

ほんでもって
平沢あくびと云う存在。
若くてめんこい女子がおるな
ぐらいの知識で参じたらば
まったくもってぐっさりとヤラレタのだ。

カヒミと沙也加を足してニニニニで割ったような綺麗なお顔をして
カニカ愛らしく微笑い、小動物のように踊り、妖怪めいて動き弾くのだ。
然う、自分が妖怪のように弾く鍵盤二ストにめっぽう弱いのを忘れておった。

心地良い呪文のような言葉の響きがつるつると
すべり出るサウンドに急ブレェキをかけて急発進して
緩急を繰り返してるうちに踊る様に成っているような、
阿波踊ってるマイケルみたいな、
なんかわからんけどむちゃくちゃ格好いいな此れは!
て云うぶっとい雷にどかーんと脳天から裂かれたような衝撃の中
気づけば音楽の渦にうごーうごーと踊って居たのだ。

ライヴの終盤の盛り盛り上がりの曲の後半に
岩さんがあくびちゃんに云った
「あくび、一緒に歌うぞ!」
が男前過ぎてなんだなんだ其れぐっとくるぞと思ったらば
あくびのなみだ
嗚呼、あくびのなみだだ。
あくびが涙をとてもきれいに流しながら嬉しそうに歌っていて
嗚呼其れな!キたよな今!そうだよな!
て、まったく全然よく知らないのに!
絶対的居場所とか存在意義とかなんかよくわからない歓喜みたいな感情がどばどば流れてきて
あくびのぴゅあさに感動して
ドラマ7話からドハマり!みたいなよくわからない共感をして
すっかりと此のバンドに魅了されたのだった。

然し、いいものを観た。
いいシーンだった。

此れからも聴こう観よう
ふつうに陽気に踊りにまた来ようと
然う思った台風前夜だった。